BOSSの部屋

  

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2008年10月30日(木)
今だから考えること

不定期ではありますが、私のコーナーを作りましたので、良かったら読んでやって下さい。

いよいよ、トラウトシーズンが、始まります。今年も皆様宜しくお願い申し上げます。

さて、第一回目のBOSSの部屋ですが、私から皆様にご提案をさせて頂きます。

それは、私の個人的釣りの見解ですので賛否両論をあるかと思いますが、40近くになるオヤジの戯言だと思って読んで頂けましたら幸いです。

今回のテーマは、釣りとは文化?それとも流行?

今年の当エリアのポスターの原案を初めて私が、チーフの養田に提起しました。昨年当エリアでは、100Fishと言った企画を立てましたが、果たして数を釣る事だけが全てなのか?と言う疑問に立たされたのは、私の古くからの知人であり親父的存在の京都のルアービルダー、サム山岡氏から「お前、あんな事ばかりやってたらあかんで!お前の所の釣りのスタイルは、釣りではなくて仕事や!」その言葉を頂いた時、ふと我に帰ったんです。

それは、初めてルアーで、一匹のバスを釣った時の小学校5年生だった芦ノ湖での出来事を!本当に感動しました。その感動が今の私の生活を支えているんですねぇ〜。当事は、現在の様に雑誌やインターネットなど情報も乏しく、全てがアナログで、一匹の魚と出会う為に洋書を辞書を使いながら読みあさり、釣り具屋さんのおいちゃんの話を学校の先生の話より真剣に聞きました。()ABUに憧れHeddonに憧れ、、、、、、、、、。

そして一つ一つが、分かった時、自分の引き出しを持った時、最高の釣りの面白さに魅了されました。そこには、沢山の仲間がいて今でもその仲間とは悪友(笑)関係を20年以上続けてます。私が宮城アングラーズヴィレッジを開設した27歳の時と現在の釣りの状況は、著しく変化して来ました。情報社会が発達し、釣りもアナログからデジタル化された様な気がしてなりません。それは、良い事なのか?悪い事なのか?ご判断されるのは各個人の自由な事だと思いますが、私の場合アナログ的な要素が多かったからこそ30年以上も飽きずに一生涯の趣味として釣りを愛してきていると自負してます。中国のことわざに、「一時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。三日幸せになりたければ結婚しなさい。一週間幸せになりたければ豚を殺して食べなさい。一生幸せになりたいなら釣りを覚えなさい。」、またロシアでは「釣りの話しをする時は両手を縛っておきなさい」って言葉があります。

何か深い言葉ですよねぇ〜。余談になりますが、昨年7月に行われた米ロミサイル防衛会議の最中で、アメリカ合衆国第43代大統領、ジョージWブッシュ氏とロシア大統領、プーチン氏がメーン州ケネバンクポートウォーカーズのブッシュ大統領自身所有の湖で、ストライパーを釣っている写真が掲載されている雑誌を見ました。

両、大統領の笑顔は、過去の米ソ冷戦時代が嘘かの様な、失礼ながら少年の様な笑顔で釣りを楽しまれている姿が印象的でした。両首脳とも核兵器のキーを握っている様には見えない程の姿でした。話しが大分横道に逸れてしまいましたが、今年の私のテーマは、釣りに関してもう一度、当エリアを訪れて頂けるお客様と一人でも多く語りあえればと思っております。これからの釣り文化は、メディアでもなくメーカーでもなく、釣りを愛する人、個人一人一人が、いかにマイブームを作るかが重要だと勝手に考えてます。釣りは遊びですですからいかに楽しむか?そして、その日に一番楽しい時間を過ごせた人が一番偉いんじゃないかなぁ〜???。釣りを流行で終わらせたければ沢山雑誌を見て踊らされながらその真似してればいいんじゃないですかねぇ〜!!!。

仲良くさせて頂いている奥山文弥氏からこんな話を聞いた事があります。作家の故開高健氏の出版記念パーティーの際、「先生に取って釣とは何ですか?」と言う質問に「釣りとはなにですねぇ〜」とお答えになったそうです。う〜んなるほどな!!!と感動しました。

「なに?」を知たい人は、私をつかまえて下さい。(笑)

今年も当エリアは、沢山の魚を放流します。その魚達と、どう?コミュニケーションを取るかは御自由にご判断下さい。

今の世知辛い世の中、当エリアの中だけでも皆で笑顔で楽しめたらいいですね!!!。

そして、素敵な一日を共に!!!!!。

CEO  井上荘志郎