BOSSの部屋

  

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2010年6月1日(火)
BOSSの部屋  VOR4
久しぶりの更新です。今回は、僕なりに感じている今の世の中?について書いて見たいと思います。釣りの世界からちょっと離れてしまってすみません。今の世の中、不況、不況と暗い話題ばかりです。最近、年を取ったせいか(笑)?!学生時代よりも凄く色々な事を知りたくて沢山本読んで勉強の意欲がバリバリです!!不況と世間が騒ぎだした発端は、良く皆さんが耳にしたリーマンショックと言う言葉が思い出されるでしょう。でも、普通に生活している僕らに取って、正直リーマンショックって?と言うのが正直なところでしょう?その経緯を知りたくてと言うか原因を知りたくてアメリカのTIME誌とか読みあさりました。時は約18年前、アメリカ、ビルクリントン政権発足までさかのぼります。
当時アメリカが抱えていた問題はGDP貿易赤字でした。大統領に就任する際に、当時アーカンソー州知事だったクリントンは、知事室公邸でホワイトハウスにおけるクリントン政権発足のブレーンを決める際に一番重要視したのが誰を財務長官に置くか?が最重要課題でした。そこで彼が抜擢した人物こそが当時、ウォール街のドンと呼ばれたゴールドマンサックスと言う会社の会長を務めていたロバートルービンなる人物です。ルービンが取ったアメリカにおける景気対策はドル高政策!ドルが高騰すれば世界中からアメリカ本土にマネーが集まると言う政策です。政策実施の結果、アメリカは、貿易赤字をかき消すどころか
金余り現象が起こりかつてに無い程の好景気に沸きかえりました。そこでアメリカ中央銀行FRBの当時の議長を務めたグリーンスパンなる人物が、アメリカ国内において余ったマネーを更に上手く流用する為に取った政策が超低金利政策です。金利が低ければ企業は、単純にお金を借り易くなる。しかし、お金を貸す事はリスクも伴う。しかしながら好景気に沸いたアメリカでは未回収のリスクは、当時1/5000と言う非常に低いリスクでした。余談になりますがこのリスクの数字をたたき出したのは、当時米ソの冷戦が終結したことで、
核開発などに携わってきた有能な物理学者や数学者達が、国家戦略事業よりも数倍もの報酬が得られるウォール街へと転職しました。そこでこの低いリスクをヘッジファンドなどの投資証券と言う商品を作り、世界中の投資家達がこぞってアメリカにマネーをつぎ込みました。ウォール街は予想をはるかに超えた好景気に沸返り、グリーンスパンはウォール街では金融の神とまで崇められました。そしてアメリカ国内は企業だけに留まることなく個人の住宅までにも手を広げて行ったのです。その結果アメリカでは住宅が高騰し日本でも1980年代から1990年代初頭に終焉を迎えた住宅バブルに突入しました。うなぎ登りだったアメリカ経済に対し何の疑念も持たない個人の投資家達もがアメリカへの投資を次々と行ったのです。その中には、日本の多くの主婦までもが参加し、アメリカのTIME誌にミセス渡辺と日本の主婦が取り上げられる程の異常ぶりでした。しかしながら、日本もそうだった様に、いずれアメリカ経済に影りが見え始めました。いくら有能な物理学者や数学者であっても、企業であれば決算書や試算表などの基礎資料がありましたが、個人の財布事情まではいくら有能な彼らでも予測は不可能だった様です。その結果、1/5000だったリスクが1/6までになり、リーマンブラザース、ゴールドマンサックス、メリルリンチ、モルガンスタンレー
と言ったアメリカ経済の中心を担っていた主要たる企業の終焉を迎え、それに伴って多くの世界中の投資家達もが予想だの影響を受け、世界経済の大不況へと転落して行き現在に至っている様です。これは僕なりに何を意味するかを考えた時にマネーがマネーを作ると言った合理主義?が思わぬ落し穴を作ったと思います。あのウォール街の神と呼ばれたグリーンスパンでさえも最近の自身の回想録の中で、マネー=コナンドラム(謎)と語っております。我々人間に取って、対価を得ると言う意味が問われている時代だと思います。インターネットの普及など、非常に便利な世の中な反面、その便利さが、人間の本質を侵している様な気がしてなりません。今こそもう一度原点を見直す時期なのかも知れません。初心忘れべからず!この精神を最近私も改めて考える様になりました。日本においては社民党の連立離脱や民主党の新政権に対する不信感など政治が安定していません。今の世の中政治家こそが世直し人になるべき時なのに、、、、、、。
最近、僕が学生時代学んだ言葉を思い出しました。経済学にピークエンドの法則と言う言葉があります。過渡期はいつまでも続きません。ぼちぼちと言う言葉の積み重ねなんだな〜と!!!。どんな小さな事でも一日、一日、目標と言う志を持ち綴る。その結果毎年365ページの自伝が作れます。まだまだ僕も学生気分で勉強の毎日が死ぬまで続くんだろうな!!!(笑)余談ですが、今年も中禅寺湖に春蝉の合掌が聞こえ始める時期!!男体山を眺めながら、のんびり蝉ルアーなげてボーっと自分の人生考えてみたいな〜!!!。
一生に一度の人生悔いのない様に!!!。
Boys,be,anvicious,若者達に夢と未来を!!!。